「これAIが書いたな」って、なんとなく分かるじゃないですか。
内容が間違っているわけでもないし、日本語としても正しい。なのに読んだ瞬間に「あ、これは人が書いてないな」と感じる。
あの違和感の正体が何なのか気になっていたので、いろいろ読み比べて考えてみたんですよね。で、たぶんこの3つだと思っています。
1. 逃げ道を用意しすぎる
いちばん分かりやすいのがこれです。「〜かもしれません」「〜と言えるでしょう」「〜な側面もあります」。とにかく言い切らない。
人間も断定を避けることはありますが、AIの場合は全部の文がそうなるんですよ。1つの段落に3回くらい保険がかかっている。
読んでいると、書き手が何を思っているのか最後まで分からない。だから薄く感じる。
2. 段落の長さが揃いすぎている
これは気づいたとき「なるほど」と思いました。
人が書いた文章って、段落の長さがバラバラなんですよね。5行書いたあとに1行だけの段落が来たり、そこだけ急に短くなったり。感情が動いたところでリズムが崩れるからだと思います。
AIの文章は、どの段落も同じくらいの長さで並ぶ。整然としているんだけど、抑揚がない。
3. きれいに3つにまとめる
「ポイントは3つあります」みたいなやつです。
現実って、だいたい3つにきれいに割り切れないんですよ。4つあったり、1つが異常に重要で残りはおまけだったりする。
なのにAIに書かせると、必ずバランスの取れた箇条書きが出てくる。あの整いすぎた感じが、逆に嘘っぽく見える。
全部「不揃いさ」の話だった
並べてみると、この3つって全部同じことを言っているんですよね。言い切ってしまう。段落の長さがバラつく。数が揃わない。
人間が書いた文章がなぜ読めるかというと、たぶん内容が優れているからじゃなくて、その不揃いさに書き手の判断が見えるからなんじゃないかと思っています。
ここは言い切る、ここは長く書く、ここは省く。その選択自体が、書き手が何を大事に思っているかの表明になっている。
逆に言うと
これ、AIに文章を手伝ってもらうときの話でもあります。
出てきたものをそのまま使うと、上の3つが残る。だから読む側に「判断が見えない文章」として届く。
そもそも何をどう渡すかで出てくるものが変わるので、そっちを先に直した方が早いこともあります。
内容が合っているかどうかより、そっちの方が致命的だったりするんじゃないかと。

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